医者のキャリア

ここだけの話。 QOLの高い科って、どれ?

ご質問いただきました😃

先日は、質問の内容をまちがって、美容外科の動画をつくりまして失礼いたしました😅

今回は、「比較的QOLが高い科」について、その特徴と具体的な専攻科について解説をしていきましょう。

QOLが高い科の特徴とは?

まず、QOLが高い科の特徴について解説します😃

医学生、研修医のころには、なかなか見えてこない内容なので、参考になるでしょう😊

・慢性期治療の需要が高い。

どの専攻科を選択しても、”その分野”における、急性期と慢性期の治療、どちらも対応が求められます。

しかしながら、急性期と慢性期のどちらが、より需要が高いかがポイントとなります。

たとえば、糖尿病内科を考えてみましょう😃

高血糖や低血糖といった、急性治療が必要な場合や、周術期の血糖コントロールは、急性期の治療が求められます。

しかしながら、血糖コントロールは、慢性期治療がメインの治療です。

どちらかといえば、糖尿病内科は、慢性期治療が主戦場とかんがえてよいでしょう😃

一方で、循環器内科を考えてみましょう😃

心筋梗塞や狭心症、心不全といった、心肺機能にかかわる疾患は、急性期の治療が求められます。

だから、循環器内科は、急性期治療のニーズが高い科ともいえます😃

ただ、循環器疾患は、そもそものニーズが高いため、高血圧の管理や検診での心臓エコー検査といった働き方が広いのも特徴です。

以外と、循環器内科は働き方がひろい科といえるでしょう😃

・外来ニーズが高い。

外来のニーズの高さは、働き方の広がりに直結します😃

すなわち、外来ニーズが高ければ、それだけ、開業医にむいていたり、外来バイト口が多かったりします。

バイト口が多いと、それだけ収入が伸びるので、OQLが高くなるといえるでしょう😊

なんだかんだで、開業医むきの専攻科は、QOLが高くなる特徴があります😃

こちらの記事をご参照ください😃

開業にむいている科について、動画にしています😃

・ぶっちゃけ、マイナー科はQOLが高い。

マイナー科がQOLが高い理由は2つ挙げられます。

一つ目は、急変が少ないことです。

体幹部の疾患(メジャー疾患)は、急性期治療が必要な場合が多くあります。

一方で、眼科、皮膚科、整形外科、耳鼻科 等々、比較的患者さんの病状は安定しています。

急性期治療が必要なときでも、命に直結する状況ではないでしょう。

二つ目は、バイト単価が高いことです。

専門性が高い外来なので、必然的に、バイト単価が高くなりやすい特徴があります。

いっさの地域の外来であると、内科のバイト単価は午前中の外来で3万〜4万円程度です。

一方で、整形外科外来であれば、半日の外来単価は4万円〜8万円程度になります。

それでは、実際に、QOLが高い専攻科について、はなしていきましょう😃

QOLが高い科 3選!

・眼科/皮膚科/耳鼻科

眼科、皮膚科、耳鼻科で3選!としてもよいですが、そうすると、特徴が同じになってしまうので、ひとまとめにいたしました😅

これらはどれも、女医さんに人気の専攻科ですよね😃

こちらの動画を御覧ください😃

ライフワークバランスを取りやすい専攻科といえるでしょう😃

・整形外科

整形外科もQOLが高い専攻科でしょう😃

外来のニーズの裾野が広く、幅広い働き方ができます。

急性期病院で勤務すると、フラフラになるほど忙しいですが😅

・消化器内科

内科で、QOLが高い科としては、消化器内科をあげます😃

なぜならば、外来バイトで胃カメラができるのがよいですよね😊

市中病院で消化器内科をしていると、大変ではありますが、パート医として働きやすさもあるのが、消化器内科のよさでしょう😃

ABOUT ME
医師YouTuberいっさ
地方国立大学医学部卒、医師。 整形外科専門医、医学博士。 You Tubeでは、医者のかたわら、 動画配信700本以上を達成。 既に2,000人以上の登録者がある。 "医者のキャリア形成"を中心に、 医療にまつわる話を配信している。