ご質問いただきました😊
せっかくのご質問なので、公衆衛生医と、地域枠の選択について、それぞれ解説をしていこうと思います😃
結構、公衆衛生に興味をもたれる学生さんっていらっしゃいますよね😃
(以前もご質問を頂いたことがあります😃)
今回の動画では、公衆衛生医について解説をしたいと思います。
公衆衛生医って、どうなの?
公衆衛生をなりわいにする先生とは、ざっくりと、公衆衛生学、保健所職員、産業医、医系技官といった働き方が挙げられます😃
それぞれ、解説をしていきましょう。
・公衆衛生学
医学部の講座の中には、公衆衛生学の基礎講座が必ずあります😃
医学部の基礎講座授業は、解剖学や生理学、生化学といった、人体の作りについての授業がメインですが、その中に公衆衛生学を学びます😃
なので、医学生にとって、公衆衛生はとっつきにくさがありますよね😅
学問としての、公衆衛生は病気の感染状況を評価・解析をして、原因をつきとめる学問です。
一番有名なのが、Snowが1854年に,コレラ死亡者の居住地をプロットして作製した地図です。
引用:https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2021/3431_02
感染者をプロットすることで、ある給水ポンプ周囲での感染・死亡者が多いことをつきとめて、それを止めることで、感染を防いだ話です😃
今の時代であると、コロナのクラスターを早期発見したり、予防したりする技術の根管が、公衆衛生学です😃
医学部を卒業すると、「公衆衛生」というと、この学問のイメージがつよいですね😅
この公衆衛生学は、一般的なお医者さんのイメージよりは、データサイエンティストといったお仕事でしょう😃
基礎医学講座全般的に言えますが、基礎のよいところは、留学をふくめて、海外で仕事や研究を広げられるところですね😃
・保健所職員、産業医
お医者さんの公衆衛生よりのお仕事といえば、保健所職員や産業医としてのお仕事でしょう😃
まずは、保健所のお仕事について、解説しましょう😃
直近で、イメージしやすいのは、コロナ対応でしょう😃
コロナの患者さんをみたら、みな保健所に報告しています。
それを集計して、「〇〇日はコロナ陽性は何人です」と結果を出しているのも、保健所のお仕事ですね😃
それ以外も、結核の患者さんを見たら保健所に報告する必要もあります😃
ちなみに、保健所所長は医師である必要があります。
次に、産業医について解説しましょう😃
産業医は、企業や会社の検診をおこなう医者です😃
病気になる前の予防の分野にもひろげた仕事をします😊
・医系技官
最後に医系技官についてもお話しましょう😃
いわゆる、官僚になる道です😃
厚生労働省に所属して、医療政策をつくるお仕事になります。
・公衆衛生は、地域枠むき?
率直に申し上げると、あまり向いていないかもしれません😅
というのも、地域枠が欲しているのは、「地元の勤務医」だからですね😃
それでも、「公衆衛生ど真ん中で興味がある!」わけでなければ、地域枠を選択してもよいのではないでしょうか😊