研修医の先生、
専攻科はもう決まりましたか?
最近、病院見学に来た医学生から
「手技のある科に進みたいです」という
相談を受けました。
確かに、
医学生のときは座学ばかりで、
実際の医療現場での手技を
経験する機会は限られています。
そのため、
手技に対する憧れや不安を持つ方も
多いと思います。
初期研修医の先生方も
同じ感想をもっていることでしょう。
私自身、
研修医のころは手技に
対して大きな不安がありました。
たとえば、
最初の採血でも緊張で
手が震えたことを
今でも覚えています。
今回は、
特に手技が多い3つの専攻科について、
具体的にお話ししていきたいと思います。
これから専攻科を選ぶ方の
参考になれば幸いです!
◯手技がある専攻科3選!
①消化器内科 – 内視鏡のスペシャリスト
消化器内科の大きな特徴は、
内視鏡検査です。
胃カメラや大腸カメラといった
内視鏡検査は、
消化器内科医の重要な仕事です。
消化器内科医になれば、
ガンガン内視鏡検査を
こなしていきます。
また、
内視鏡を使った治療も行います。
ポリープの切除や、出血の止血など、
外科的な要素も含まれています。
②循環器内科 – カテーテル治療の達人
循環器内科は、
カテーテル治療が特徴的です。
狭心症や心筋梗塞に対して、
心臓カテーテル検査や治療を行います。
手技の中でも特に
繊細な作業が求められます。
また、
心エコー検査の技術も重要です。
エコー技術はウマヘタの
出やすいところでもあります。
循環器内科は体力的に大変なところもありますが、
内科の中でも手や体を多くつかう専攻科と
いえるでしょう。
③外科系全般 – 手術のプロフェッショナル
外科系全般は、
まさに「手技」の
かたまりといっていいい
専攻科です。
外科系は、
手術という最も大きな手技
があります。
たとえば、
一般外科では、お腹の手術を行います。
整形外科では、
骨や関節の手術を行います。
耳鼻科や眼科といった診療科も、
それぞれの専門分野で繊細な手術を行います。
おなじ「外科」でも
求められる手術や手技は全然違うので、
研修中にぜひ体験してみましょう!
④手技の本質を考える
手技というと、
単純に「手先を使う」という
イメージがあります。
しかし、医師の手技は、
それ以上の意味があります。
たとえば、
患者さんの体に触れて
診察することも、
重要な手技の一つです。
私の経験からすると、
どの診療科でも手技は必要不可欠です。
そのため、
「手技がある科」という表現よりも、
「どのような手技をしたいか」を
具体的に考えることが大切ですね!
【まとめ】
◯手技がある専攻科3選!
①消化器内科 – 内視鏡のスペシャリスト
②循環器内科 – カテーテル治療の達人
③外科系全般 – 手術のプロフェッショナル
④手技の本質を考える
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