ご質問いただきました😃
なぜ、東京に医者があつまるのか?
・医者の収入は、地方のほうが高いのはなぜ?
医者の収入の不思議な点ですが、地方(田舎)のほうが、給与が高いです。
これは、単純に需要と供給のバランスの問題です。
都会は、医者(供給)が多く、患者(需要)が少ない。
地方は、医者(供給)が少なく、患者(需要)が多い。
「都会も需要は多いでしょ!?」と思いますよね😃
しかし、圧倒的に供給差があるわけです。
いっさの大学の来年度の医局入局者数全体は、30人に満ちません😥
内科全体の入局者は13人でした。
毎年110名程度を輩出しているのに、9割ちかい人が県外にでてしまうわけですね😅
これでは、圧倒的に医者(供給)が少なくなるわけです。
・実際に東京に医者は集まっているの?
実際に、医者3年目の医師数の推移をみてみましょう😃
(引用;https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000589738.pdf)
3年目の医者数をみると、東京や神奈川は着実に増えていますね😅
東京は毎年新人が1,000人以上、神奈川も500名近いひとが新たに医師登録をしています。
このデータをみると、医者の不足・過剰は地域差が大きくでることがわかるでしょう😃
・なぜ東京に医者は集まるの?
それではなぜ東京に集まるのか、考察してみましょう😃
東京出身の医者が多いから。
まずは、東京出身の医者が多いことが挙げられます😃
いっさの出身大学も、半分は東京出身の学生です😃
また、私立医大の多くは、東京近辺にあります。
純粋に地元に帰る感覚で、東京(都会)にもどるのでしょう😃
都会のほうが勉強になる(そんなことはない)。
東京(都会)のほうが、お金(科研費)も人材も集まります😃
必然的に、競争が生まれて、その中で揉まれれば、自分のレベルもあがると考えられるでしょう😃
実際にその側面はありますが、医者10年目になってみると、そんなことはないと思います😃
「他人や周りに引き上げてもらおう」という考えは、他責思考になりがち。
また、競争することはけしてレベルアップにはつながりません。
地方のほうが、研修医のうちから執刀医ができたり、医療に集中できたり、環境がよかったりするのも事実です。
なぜ、東京に医者があつまるのか?
・医者の収入は、地方のほうが高いのはなぜ?
・実際に東京に医者は集まっているの?
・なぜ東京に医者は集まるの?
・東京出身の医者が多いから。
・都会のほうが勉強になる(そんなことはない)。