先日、出国していた研究室の先輩が、海外留学に行かれるとのことでした😃
ということで、医者の海外留学について、今回は動画にしてみたいと思います😊
医学生さんの中には、「海外留学をしてみたい!」ってひとも結構多いはず😊
今回の動画をみれば、海外留学について、どうステップを踏めばよいか、イメージがつくようになると思います!
医者の海外留学 かんたん解説 3ステップ!
①大学院を卒業する。
海外留学というと、実はいくつもルートがあるので、一概には言えません。
しかし、王道は、”ポスドク”として、2〜3年くらい、基礎研究をしつつ海外留学を予定します。
医学部を卒業すると、Medical Doctor(M.D.)の位を得ることができます。
一方で、医者の大学院は、博士課程(Ph.D student)のことです😃
4年間のうちに、博士論文を仕上げて、学位論文とすれば、医学博士(Ph.D)となれます。
ただ、この大学院は、思っている以上にうまくいかないことが多いです😅
医学部のカリュキュラムは、テスト三昧でしたが、テストに合格したら医師免許がもらえました。
一方で、大学院では、明確なテーマは用意されていません。
そして、それがうまく成功するとも限りません😅
学位を取り切れずに、諦める先生も結構いることを知っておきましょう。
なんとか、学位をとることができれば、ドクター(ここでは、博士という意味)になれます😃
みなさん、ポスドクって聞いたことがありませんか?
Ph.Dを取得すれば、それを信用に、研究室に雇ってもらえます。
そして、ポスドクとは、ドクター(Ph.D)をとった後の身分で、Ph.D取得後の約5年間くらいのことを示します。
ポスドクの期間は、給与は安いですが、逆に、研究室も安く研究員を雇うことができるため、雇われるがわとしても、窓口が広がるチャンスといえます。
なので、このポスドクの期間を利用して、海外の研究機関にポスドクとして雇ってもらう交渉ができるようになります😃
②奨学金をゲットする。
留学するにあたり、奨学金をゲットする必要もあります。
中には、「無給でいいから、留学したい!」という方もいるでしょう。
しかし、留学先の研究室も、ゲストを招くわけではなく、研究員を雇うわけです。
そして、国には、最低賃金を保証するように決まりがあります。
つまりは、無給で研究員を雇うことはできないということですね😅
だから、留学先のアプライのためメールをすると、
「スカラーシップがあればいいよ!」
となったりするわけです。
つまりは、学位をとるだけでは、ダメで、奨学金をゲットしないと、留学ができないケースも多いです。
留学を考えているならば、こちらの書籍をオススメします😊
こちらの書籍の中に、奨学金についても説明があります😃
日本学術振興会 年間380万円〜580万円 2年間
上原記念財団 400万円以内 1〜2年間
内藤記念財団 450万円 1年間
これら以外にも、助成金はあります😃
また、海外の助成金もあるので、チェックするのがよいでしょう😃
学位論文ができれば、その業績を元に、奨学金にチャレンジしてみるとよいでしょう😃
③留学先を決定する。
そして、なにより、留学先をきめる必要があります😃
留学先を決定する方法は、主に3つです。
・知人、先輩の紹介
・学会での出会い
・論文で探す
それぞれ、解説してみましょう😃
・知人、先輩の紹介
医局の先輩であったり、医者の繋がり、研究室でのつながりで、留学先を得ることがあるでしょう😃
実際には、比較的多いパターンだと思います。
利点は、先駆者がいるので、すでに研究テーマがあって、それを引き継ぐことができることや、留学先の生活についても前情報がえられます。
そのため、金銭的にも、心理的にもハードルが低いです😊
一方で、留学の順番待ちが発生することもあります😅
医局がらみだと、「先にあの先輩が留学したがっているので、先に」といったこともありえます。
また、2年〜3年と腰をすえて研究したくても、1年と期間を決められてしまうこともあります。
どれもこれも、決まりはないので、すべてはケース・バイ・ケースですが😅
・学会での出会い
国際学会でなくても、日本の学会にもチャンスがあります。
日本の学会に来ている、海外の有名な先生に、アタックして、留学できないか相談をしてみましょう😃
日本に講演に来ている先生は、まず親日派であるはず?なので、相談もしやすいです😃
学会のなか日のレセプションパーティーで、見つけて声をかけてみましょう😃
・論文で探す
大学院生のときに、論文を作成するにあたり、論文検索を大量に行います。
その際に、著者や研究期間をブックマークしておきましょう😃
オススメは、Googleマップに、研究機関をお気に入り登録すること😊
たとえば、こんな感じで、実際にどこの研究機関で、自分と同じような研究をしているのか、イメージができます😊
(Google マップより)
たとえば、こんな感じで、実際にどこの研究機関で、自分と同じような研究をしているのか、イメージができます😊
人づてで留学先を見つけるのもよいですが、地道に論文で見つけることは、絶対に必要な作業です😃
研究というと、星の数ほどいっぱいあるので、大学院生のときに自分が培った技能が生きるかどうか、リサーチするちからがつきます😃
医者の海外留学 かんたん解説 3ステップ!
①大学院を卒業する。
②奨学金をゲットする。
③留学先を決定する。
ご参考になれば幸いです♫