医者のキャリア

病院開業 しっておくべきこと 3ステップ!

今回は病院の”開業”についてかんがえてみました😃

医学生や研修医のうちから”開業”を意識するのは難しいかもしれません。ただ、気楽に今回の動画を参考にしてもらえればと思います😊

病院開業 しっておくべきこと 3ステップ!

1.開業する年齢は?

まずは、結論からですが、大体、40代前半で開業に踏み切る先生が多いと思います。理由としては、医者の技量が安定して自信ができるのに、最低10年、できれば15年〜20年はかかるからです。

開業した、医会長がよく言っていました。

「医者が一番進路に 悩むのは、40代になったらだ」

つまり、30歳代後半~40歳前半で自分のキャリアをどうするか最終的な決定をするわけです。この頃には、ローテーションもすることも少なくなり、一つの病院で長らく勤務医を定年まで勤める先生が多くなります。一方で、ここで開業に踏み切る先生も多いです。

2.開業しやすい科は?

専攻科によって、開業にむいている科と開業にはあまりむいていない科があります。この事実はあまり医学生や研修医のうちには知らされません。もちろん、医学部の授業では習いません!

もしも気になる方はこちらのページをご覧ください😊

3.開業に必要な資金は?

一般的には、1億円かかると言われている。ただ、自分の所属する”科”によって、開業のしやすさ・費用が異なってきます。

何にそんなにお金がかかるのでしょうか?

まずは、”箱モノ”です。すなわち、土地や病院の建物自体に数千万円のお金がかかります。実際に「建物を立てようとするととてもお金がかかる!」のは、マイフォームを作ってみるとよくわかります笑。

整形外科であれば、リハビリ施設も含めて病院を作ると、200坪ほど購入したいところです。2階建て施設ならば、そこまで多くは必要ないかもしれません。ただ、地方であると、駐車場スペースは必須です。地方ではなくても、患者さんはなかなか動けないひとが多いです。そのため、都会でも自動車で受診するニーズは高いと考えられます。

これだけでも、新築で建てるならば1億円近くかかるでしょう。

さらには、レントゲン器械、エコー器械、心電図や血液検査キット等々、、。勤務医では気にせず使用できている機材も数百万円〜数千万円規模の価格がかかったりします。

こういった金額を予め勤務医の給与で蓄財するのは難しいと言えるでしょう。であるからこそ、ある程度若い年齢のうちに開業して収益が高い仕事を始める必要があるわけです。

参考になりましたら幸いです♫

ABOUT ME
医師YouTuberいっさ
地方国立大学医学部卒、医師。 整形外科専門医、医学博士。 You Tubeでは、医者のかたわら、 動画配信700本以上を達成。 既に2,000人以上の登録者がある。 "医者のキャリア形成"を中心に、 医療にまつわる話を配信している。