ご質問いただきました😊
いっさは、整形外科医なので、整形外科ののオペ記事の書き方のポイントについて話していきます😊
整形外科らしく、骨折の手術のオペ記事の書き方について考えてみましょう😃
以下の4つのパートで分かれます。
オペレコ(オペ記事)の書き方(骨折手術の場合)
それぞれについて解説していきましょう😃
1.アプローチ
まず、どういった皮膚切開を加えて、どう展開をしていったかを記載します😃
例えば、橈骨遠位端骨折の場合、
橈側に5センチの皮膚切開をくわえた。脂肪組織を展開し筋膜を切開した。PLとFCRを尺側に避けて、PQを露出させた。PQは橈側に縦割して骨を露出させた。
この際に、予想もしてなかったことがあったならば、それを注釈として付け加えます。
例えば、腱の破格があったり、骨折であれば、筋肉の断裂があったりすれば、記載します😃
2.整復
骨折の手術は、観血的整復固定術と呼ばれます。
なので、整復と、固定は、それぞれとても重要な別の概念です😃
整復の記載をするためには、どう骨折していたかを詳細に書くのが良いでしょう😃
例えば、
骨折は、3パートに分かれていた。
展開してみると骨片が転位していた。
時間が経っていたので、仮骨形成が見られていた。などなど。
実際に開いてみて、見つけた所見を記載してきます。
そして、どう整復したかを記載します😃
K-wireを使ったのか、
整復位の角度はどのくらいか…
等々、自分の主観も入れていいと思います😃
3.固定
固定に使用したプレートやネイルは、体内に残るものであるので、しっかりと記載を残したことが求められます😃
何社の何システムを使用したのか、
ネジは何本入れたのか、
という具合です😃
また、
固定をしながら整復をすることもあるので、
その過程を書いてもいいでしょう😃
4.閉創
無事に手術が終わったならば、閉創に入ります😃
内部洗浄して、何の糸を使って、どこをリペアして閉創したのか書き上げていきましょう😃
1.アプローチ
2.整復
3.固定
4.閉創
この順序で、オペ記事(レコ)をかければ、良いかなと思いますよ😃!