2日目 なぜ、医者は年収3,000万円稼がないといけないのか。①

今日の講義では、
「医者は年収3,000万円を稼がないといけない理由」
について深く話していきます。

「年収3,000万円稼げればいいな」ではなくて、、

「年収3,000万円稼がないと、ヤバい!!」

皆さんには、ぜひ危機感を持って、行動してもらいたいものです。

それでは、なぜ、「医者は年収3,000万円を稼がないといけないのか」解説していきましょう!

なぜ、医者は年収3,000万円稼がないといけないのか。

・医者は維持コストが高い。

医者になってみると、みな自覚するようになりますが、医者の維持コストは他の職種に比べてかなり割高です。

①医者の学会費や医局費はバカ高い。

医者の学会や、医局にする医師であれば、医局費は高くつきます。

さらには、専門医の取得や更新も高くつきます。

ざっくりと、年間ベースで5万円〜10万円近い出費を要求されたりします。

特に医局費は、医局によって徴収される金額は結構違います。

いっさの知っている範囲であると、年間12万円というのも聞いたことがあります。

また、九州の方では、年間20万円近い医局費を払う医局もあるようです。

医者の学会に参加するにも、学会参加費は、1万円〜の金額がかかったりします。

これは、年会費に別途支払いが要求されるので、一つの学会に所属して参加するだけで、年間2〜3万円かかるわけです。

こんな割高な学会は、他の分野の学会にはありません。

②医者の交際費は高くつく。

コロナで少なくなって、良かったと思う先生は実は多いのではないでしょうか。

医者の飲み会の参加費は、非常に割高です。

だいたい、1次会の参加で1万円はかかります。

さらに、2次会、3次会と参加すると、ほとんど医者しか支払いません。

そうなると、一晩で2〜3万円は支払うことになります。

飲み会だけではなく、家族間での付き合いや諸経費が高くつくことは多いです。

これは、多少、”見栄”の部分はたしかにありますが、見せびらかすようなものではなくて、「世間体を保とう」程度のものです。

ただ、この世間体を保つのも、「医者としての世間体」になるので、割高になりやすい。

たとえば、車は軽自動車にはほとんどの医者は乗りません。

外食や旅行費もあまり糸目をかけない家庭は多いように思います。

③周囲から「お金持ち」と思われる。

なんだかんだで、これが一番の問題です。

まずは、結婚相手(妻)から、「お金持ち」と思われて結婚をします。

家計を絞るのは、夫婦ふたりの共同作業です。

片方が、浪費家であっても、お金はたまりません。

そして、本当に倹約な妻をゲットするのは、医者であると難しいでしょう。

なぜならば、医学生のうちから、「医者の妻」に多少なりとも憧れて結婚するわけだからです。

また、車を購入する、家を購入する、保険を契約するといった、大きな出費がでてきます。

この際も、職業が医者であるとわかると、高額な商品が提示されます。

もちろん、高い分サービスも多いし、契約やその後の対応も含めて、高い分サービスを受けられます。

しかしながら、ほとんどが不要なサービスで、割高に支払っているケースばかりが目立ちます。

・年収1,500万円家庭の実情は?

いっさの実際の年収が、1,500万円程度です。

実際に、年収1,000万円を超えている生活している実感について話してみましょう。

結論は、「生活にひっ迫さはありませんが、常日頃から、節約には心がけています。」

というのも、いっさは子供が4人います。

将来の子供の学費のことであったり、すでに現状で、子供にかかる費用が高くあります。

「自分で自由にできるお金と言うのは、決して多くない」というイメージです。

・年収1,000万円程度であると、医者家庭を維持するだけで、手残りはほぼない。

一方で、家や車には、多少はお金がかかっています。

特に、マイホームの購入には、高くのお金がかかります。。

いっさの地域の医者であると、マイホーム購入に、9,000万円近く支払うことが多いです。

どれだけ頭金を入れるかにもよりますが、月々の家賃は、いっさは、15万円程度になります。

それに日々の生活費、地方であれば、移動の交通費もかかったりしてきます。

まだいっさの家は、子供が小さいので、貯金ができていますが、、

ざっくりと、1年間の手残りとしては、300万円程度になるわけです。

年収1,500万円であっても、手残りは300万円程度です。

これが年収1,000万円であれば、1年間で貯金が100万円ちょっとと言うのが実情ではないでしょうか。

・医者で年収1,000万円だから、足らなくなる。

これらの話をまとめると、年収1,000万円でも、会社のサラリーマンと医者では違いがあります。

会社員であれば、どんなに年収があがったとしても、そこまではたから見て、年収が高くなっているとはわかりずらい。

そのため、服装や車をグレードアップしなければ、周りからバレることはありません。

一方で、医者は職場では一発でバレてしまいます。

また、家や保険の購入や契約でも、医者という職業はバレてしまいます。

そのため、いろいろな場面で、医者を隠すことが難しいわけです。

上記のように、医者自体の維持コストが高いうえに、その周辺にかかるコスト自体も高くなりやすい。

これが医者であると、年収1,000万円では足りなくなるという理由です。

○なぜ、医者は年収3,000万円稼がないといけないのか。
・医者は維持コストが高い。
・年収1,500万円家庭の実情は?
・年収1,000万円程度であると、医者家庭を維持するだけで、手残りはほぼない。
・医者で年収1,000万円だから、足らなくなる。

今回の動画では、年収1,000万円台では、貯金も多くはできない話をしました。

次回の動画では、さらに「なぜ、年収3,000万円を目指すべき」なのか、より突っ込んで解説していきましょう!

次回の動画の、トピックはこれらです。

○なぜ、医者は年収3,000万円稼がないといけないのか。
・「労働の再生産」というワナ!?
・資産を増やすためには、年収2,000万円が必要
・常勤医の先には、年収3,000万円は得られない。
・年収3,000万円になるためには、”別”の努力が必要。
・勤務医で、年収3,000万円以上稼ぐ力を得たならば、それ以上稼げるようになる!