今日は、日直で、病院勤務です。
休日外来受診は、一般的に割高なのは知られています。
今回は、医者目線で、休日に診療するとどれくらい、病院の儲けをだしたか、計算してみました😃
さきほど、昨晩転倒して眼瞼に傷をおったひとの縫合をしました😃
さて、このひとりでどれくらい、自分は収益をだしたでしょう🤔
休日初診料金
ご存知のとおり、休日に受診をすると、受診料金が割高です。
こちらの表が参考になります。
(全国保険協会:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat525/r2/21015/)
休日の初診料は、通常の初診料2,880円に2,500円がたされて、 5,380円になります。
さらに、薬を処方すれば、平日の1.4倍の調剤技術料となります。
縫合による創傷処理
縫合すると、創傷処理のコストがとれます。
一番小さいもので、1,250点です。
つまり、1点=10円なので、12,500円になります。
デブリドマン加算
皮膚が圧挫されていたため、辺縁を切除しました。これをすると、傷がきれいになおります。
この手技をすることで、デブリドマン加算がとれます。
デブリドマンを追加するだけで、プラス1,260点になります。
つまり、12,600円になります。
おわかりのように、デブリをした場合は、しっかりとデブドマン加算を申請しましょう。それが抜けるだけで、手技料が半減以下になりえます。
・頭部CT検査
頭部をうったため、頭部CTで評価も行いました。
(共立蒲原総合病院HPより:http://www.kanbarahp.com/bumon/housyasen/sinryoutensuu.html)
検査で、1,470点です。よって、14,700円になります。
合計は?
上記を合計してみましょう。
休日初診料金 5,380円
創傷処理 12,500円
デブリドマン加算 12,600円
頭部CT検査 14,700円
合計 45,180円 になりました😃
いやー、頑張った!
この方ひとりで、いっさの人件費くらいはペイできましたね🤔
もしこれが、緊急手術もするような病院であると、休日加算もとれます。
(いっさの病院だと、手術をしていないので、施設基準外ですが😅)
すると、診療点数が2.6倍になります。
そうなれば、、
85,340円にもなります!!
(処理とデブリドマン加算を2.6倍しました。)
だから、救急外来で頑張っている研修医諸君!!
「頭打ったひとをちょこっとみて、少し縫ったくらいで、そんな大したことしていません、、」
なんて、思わなくてよいですね😊