いまいっさが勤めている病院は、いわゆる”外科病院”です。院長は外科の先生です。そして、県境の病院です。いっさの県の中でも、へき地といって良いでしょう。研修医の先生が、地域実習に来ます笑。
すると、やっぱり外科医の先生は「大変だなー」ってつくづく思います。
まさに、何でも頼まれます。
まずは、がんの方の転院を受け入れます。これは、外科医ならではで、よいと思います。
しかし、誤嚥性肺炎や尿路感染といった、内科疾患の患者さんも受け入れます。「外科医だから診れる」範疇なのでしょう。
さらには、外傷もみます。いっさが整形外科医として赴任したので、整形疾患は診るようになりましたが、それまでは、整形外科の手術後の入院も受けていました。
はっきり言って、キャパシティオーバーですね😅
先日の話題ですが、、
午後の外来を任されていた、外科の先生が指の怪我を診ていました。ふらっと、外来を通りかかって発見。
(いっさ)「整形疾患はこちらに流していいですよ~」
と言って、様子をみたら。
(外科Dr)「ちょっと洗って縫おうとおもっていました。」
(いっさ)「ほうほう」
よく診ると、指の根本に5mmほどの横傷がありました。
ただ、診察をすると、どうやら腱が深部で切れているようでした。腱はきれてそのままだと、ズルズル引き込まれて、再建するのにどんどん切り開かなくてはなりません。ということで、そのまま救急車で搬送していってもらいました。
また、別の日には、「ハブ」の事件がありました。
田舎だと、ハブにかまれた人が受診します。いっさも、初めて診ました。
ことの経緯を伺うと。。
「多分、ムカデに刺されたって思うんです。」
ということでしたが、ハブに噛まれたかもということで、昨晩、救急病院へ搬送されました。
ただ、搬送先でも「ムカデに刺されたと思う。」といって、軟膏処置になったようです。
結局やっぱり、ハブだったようで、血清をうつことになりました。ハブの噛み口を見せてもらいましたが、たしかに2つの穴がありました。
ただ、これも、日頃、外科医がハブに噛まれた人を診ているかといえば、診ていません。
外科は、「がん」を診る科ですね😅
ほんとうに、「がん」だけみればよいと思います。がんだけ診るだけでも、十二分に大変ですから😅