ご質問いただきました😃
・精神科のしごとってどんなもの?
現代病である、うつ病等の精神疾患を扱う専門科です😃
精神科の仕事は、”心理療法”と”薬物療法”の2軸を中心に診療をすすめていきます😃
心理療法とは、対話を通じて、患者さんの病状を整理してあげて、考え方を整えてあげる治療です😃
そして、薬物療法と合わせて行うことで、治療効果を発揮します😃
・「もっとも、”人間らしい”分野を扱う」
このフレーズは、レジデントマニュアルのまえがきの最後にかかれていたフレーズです😃
詳しくは忘れてしまいましたが、どんなに周り(周りの専攻科)からとやかく言われても、我々精神科は「もっとも、”人間らしい”分野を扱っているのだ!」と言い切っていました!
この一文に、いっさはシビレたので、ご紹介させていただきます(笑)
精神科は、もっとも”人間らしい”分野を扱う専攻科です😃
それでは、精神科になるメリット、デメリットについて、お話していきましょう😊
精神科になるメリット・デメリット
メリット
・ライフワークバランスが取りやすい。
精神疾患では、急に命をおびやかされるような急変は起こりづらいです😃
なので、時間通りに仕事が終わらない!ってことは少ないでしょう😃
また、診療時間もしっかり一人あたり取らないといけないため、予約のアポイントの時間をしっかりととります。
仕事のペース配分も取りやすいメリットがあります😃
・AIに精神科は強い。
精神科はまさに、”精神的思考”を扱う専攻科です😃
意味づけが苦手(というかできない)AIがもっとも苦手とする分野といって良いでしょう😃
さらに、脳研究の分野はまさに今後ホットな分野です😊
いままで、精神科の中でブラックボックスとされていたところに、画像で評価ができる将来が近くにきています😃
研究分野としても、今後のさらなる発展が見込まれています😊
・ニーズが高く、開業にもむいている。
うつ病の生涯罹患率は15%と言われています。すなわち、10人に1人〜2人は生涯かかるわけですね😅
いっさも、まったく他人事ではありません。
よければ、こちらの赤裸々な動画をご覧ください。
まさに、うつ病は現代病ですね😅
特に、外来ニーズは高くあります。そのため、開業にもむいています。また、初期コストが少なくすむので、気軽に開業ができるのもメリットでしょう😃
デメリット
・バイト口がそこまで多くない?
これは、正確にはわかりませんが、中小規模の病院で、精神科がない病院は多くあります。
精神科や心療内科も、地方であると表簿を出している開業医も多くはありません。
だからこそ、開業のチャンスはあるかもしれませんが、アルバイト口がすごくあるわけではないでしょう😅
また、当直バイトとしてもニーズは高くはないと思われます。当直バイトは体力的には大変ですが、稼ぎやすい手法であるのは間違いありません。なので、収入を伸ばしたいならば、オススメできないかもしれません。
・診療は長くなる。
心理療法をする上で、時間は重要です。15分や30分と、診療時間に応じて、コストがとれます😃
また、心理療法は対話が大切なので、外来をどんどんこなすわけにはなかなか行かないですね😅
せっかちな人(いっさ)には、ちょっと厳しかもしれません😅
・精神疾患に興味がないときびしいかも、、
当たり前かもしれませんが、その分野自体に興味が薄いとしんどいです😅
精神科は他の内科への転向も難しいので、将来の道の保険が少ないかもしれませんね、、
・アルコール中毒の人は、医学部生に似ている!?
少々、研修医のときに教わった小ネタをお話しましょう😃
「アルコール中毒の患者さんは、医学生に似ている!?」という話題です😃
アルコール中毒の人の思考として、”0”か”1”かの極端な思考に陥りやすい、というのです😃
親がアルコール中毒で、その子供が絶対アルコール中毒にならない!って思っていても、一度アルコールを飲みだすと止まらなくなる。
”ほどほど”ができない。
医学部生も、「医学部にいかなければ、それ以外はかんがえられない!」ってひとは多い(いっさも)😅
たしかに、ほどほど勉強して、それなりの大学、、って思っていると、それなりの”医学部”は存在しないですからね😅
・YouTube発信にむいている。
最後に、YouTube発信にも精神科はむいています😃
しどう先生のチャンネルは、参考になりますね😊
いっさは、昔は(今もですが)、完全にADHDの”け”がありました😅
なので、肌感覚で、精神科的なスペクトラムを感じる力があると思っているのですね🤔
精神科は普通に興味深い専攻科なので、興味があれば是非なってみることをオススメします!