この動画では、表(You Tube)では、語れない話を赤裸々にいたしましょう。
医者10年目の医師でもある、いっさから、語弊をおそれず、
「この専攻科はむくわれない!」と思う専攻科について解説していきましょう。
なってはいけない専攻科 3選!
・循環器内科
・外科
・血液内科
それぞれの専攻科を解説する前に、報われない専攻科の特徴について、お話しましょう。
報われない専攻科の特徴
・長時間勤務になりやすい。
専攻科の中でももっとも”忙しい”専攻科は、外科と循環器内科でしょう。
血液内科も、かなり忙しい部類になります。
いっさの研修していた3次救急病院では、もっとも病院で働いていた医者は、外科医と循環器内科医でした😅
・患者さんの病状が安定しにくい。
特に、循環器内科は、患者さんの病態が安定しにくいです。
心臓カテーテル治療をした後も、循環動態が安定しないかぎり、容易に帰宅することもままなりませんね😅
帰ってきても、病院からすぐにコールがあったりもします。
・バイトもなかなかできない。
受け持ち患者さんの病状が安定しないと、うかつにバイトにも出ることができません。
長時間、病院勤務がつづくので、時間外勤務は膨大となりますが😅
余裕があって、多少アルバイトができるほうが、よっぽど収入が高くもなったりします。
それでは、それぞれの専攻科について話してみましょう!
なってはいけない専攻科 3選!
・循環器内科
循環器内科は、研修医となったひとならば、誰しもが知っているように、、
大変です!!
ただ、医学生中は思いの外、しらないですよね😅
医学生のうちは、心電図であったり、心臓神経生理に興味があったり、「循環器内科が面白い!」と思う学生も多くいるでしょう。
学問の面白さと、実臨床のギャップが大きい分野とも考えられます🤔
心筋梗塞を疑えば、1分、1秒を争った治療が必要になります。
すぐに治療が必要なため、常に待機していないといけません。
そもそも、内科でありながら、外科的要素(心カテ)もある科ですよね😅
内科としても忙しいのに、外科的なこともしなくてはいけないって、、
そりゃ、大変ですよ笑。
しかも、循環器疾患だけでも十二分に大変なのに、内科医として、その他の疾患も求められます😅
ただし、循環器内科は、外来ニーズも高い分野でもあります。
なので、「忙しすぎるのはだめだ!」となれば、多少はゆったりした内科業務も可能となります。
そこでも、心臓エコー検査を含め、専門性を発揮できることも多いでしょう😊
しかしながら、若いうちは、超過酷な下積み期間は必死だと思ったほうがよいですね😅
・外科
外科とは、一般外科のことを示します。
外科にも食道外科、胃外科、大腸外科、肝胆膵外科、乳腺外科 等々分野は広いです。
これらのうち特にタイトなのは、食道外科と肝胆膵外科です。
食道や肝胆膵は、腫瘍の切除だけでなく、再建手術も必須となります。
そのため、切除に5,6時間、再建に5,6時間かかって、合計12時間も手術をすることがあります。
医学生や研修医のうちは、そんな長時間手術ができることが、カッコいい!っておもったりもしますが😅
やっぱり、大変ですよね笑。
また、外科の手術は、少なからずリオペのケースがあります。
やっと終わって、閉創をしたのに、また手術って、しんどいですよね😅
また、外科医は、開業医には不向きです😥。
癌の診断は、内科で行うし、一般外傷の多くは、整形外科疾患です。
なので、外科医院で開業をしても、うまく病院経営をするのは難しいでしょう😅
・血液内科
いっさは、学生中に「血液内科」を志したことがあります。
学問的には面白い科ですよね😃
ただし、この専攻科こそ、学問的な内容と、実臨床がかなりかけ離れた分野と言えるでしょう。
特に白血病の治療は、重症感がつよく、治療も長くかかります。
外科のケモなんかの比ではありません!笑
まあ、一言、、
血液内科は本当に報われない科です😥
いっさも、この実臨床の大変さを目のあたりにして、血液内科を志すのをやめた経緯があります😅
もしよければ、こちらの動画をご購入してみてください。
実際に、これらの専攻科で悩みました😅
1.血液内科
2.消化器内科
3.泌尿器科
4.産婦人科
5.整形外科
この順番に悩んでいましたが、最終的には5番目の整形外科医になりました😅
さらに、内科医としての専門性が高いですが、循環器内科のようなニーズの高い専攻科ではありません。
なので、長期的にみると、自分の専門性を捨てて、一般内科医になるか、専門性を重視して市中病院で勤務を続けることになります。
ただ、市中病院で血液内科医をしていると、やっぱり重症患者さんがおおくて、仕事はタイトなものが続きますよね😅
専攻科の偏在はとめられない?
こんな話をすると、すごく後ろ指を刺されるようですね😅
ただ、このような話をしらずに、専攻科をえらぶことは、もっと後悔することになると思うわけです🤔
専攻科の偏在の是正については、もっとお役所が考えることであって、若い医学生のうちには悩むことではないでしょう。
とにかく、まわりの評価をきにして、自分に素直に専攻科をえらべないことは、避けたほうがよいですね😊